ファイナルファンタジーのイラストで有名らしいが、自分が天野喜孝を最初に覚えたのは中学生の頃、菊地秀行の「吸血鬼ハンターD」のカバーイラストだったような気がする。
当時はこのシリーズが大好きで、新刊を少ない小遣い片手に待ちわびていたのを思い出す。
簡単に説明すると、一度吸血鬼に支配されてた世界がニンゲンの手に戻った時代で、吸血鬼の残党をムッコロス仕事をしているアリエナイくらいの超絶イケメンが「D」の話。
…いや本当に簡単に説明するとこうなる。
どれだけイケメンかというと、どんなヤサグレた荒くれ者の人殺しビッチでも、顔見ただけでズキューンと惚れてしまうのだ。
おまけに強い。吸血鬼と人間のハーフで、剣の達人なのだが、なんとレーザーを切っちゃうらしい。具体的に切れたレーザーってのがどんなものなのか当時はイメージ出来なかったけど。今でもイメージできない。
左の手のひらには、人面疽という、爺さんの人格を持った妖怪が取り付いている。肝心なときに勝手に喋り出していつもDに握りつぶされる、コメディーリリーフ的な存在だが、四大元素や空間まで吸い込んで大きな力を使い、Dの窮地を幾度となく救う、相棒のような存在なのだ。装着型のロビンといったところか。
菊地秀行の独特の語り口と、Dの強さにワクワクしていた頃が、なんとも懐かしい。
まあ、今考えると、親近感というベクトルの真逆のさらに極北を行く主人公ではあったのだが。
あ、アニメにも何度かなってます。こっちのほうが分かりやすいかも。
さっきの説明は忘れて下さい
僕もDから好きになりました。
返信削除前から吸血鬼物が好きで数年前にネットで偶然見つけたのがDでした。ストーリーを見てこれは面白そうだと思い、早速本屋さんに行ったところ一巻がなくお店にお取り寄せを頼んだところもう生産してないと言われてしまって色んな本屋さんに行ったのを覚えてます。笑
でなんとか見つけてはじめて読んだのが最初です。
それと同時に天野さんのファンになりました。
今回はじめて本物の絵を見るので本当に楽しみです。